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“無職”3分の2以上 求職活動せず

2017年5月29日 20:08

 仕事を持たず、教育や職業訓練を受けていない人のうち、3分の2以上が仕事に就くことを希望しておらず、求職活動をしていないことが経済協力開発機構(OECD)の調査でわかった。

 OECDによると、仕事を持たず、教育や職業訓練を受けていない人は、おととし170万人に上り、15歳から29歳の世代の1割を超えているものの、この10年間減り続けているという。このうち3分の2以上の人は、積極的に仕事を探しておらず、他国に比べて、日本は若い女性が多いのが特徴だという。

 日本の20代後半の女性には子育てのために仕事から離れる人が多く、OECDは保育サービスを利用しやすくするよう指摘している。

 また、30歳未満の推計32万人が社会から離れ、引きこもりになっているとして、仕事に戻る道を見つけるには、長期の集中的な支援を行う必要があると指摘している。