航空自衛隊は２９日、Ｆ１５戦闘機がアメリカ軍のＢ１戦略爆撃機と、朝鮮半島にも近い九州周辺の空域で共同訓練を行ったことを明らかにした。北朝鮮をけん制する狙いがあるとみられる。

　航空自衛隊によると宮崎県の新田原基地に所属するＦ１５戦闘機２機が、アメリカ軍グアム基地に所属するＢ１戦略爆撃機２機と共同訓練を実施した。訓練の場所は朝鮮半島にも近い九州周辺の空域で、編隊を組んで飛ぶ訓練を行った。

　レーダーに映りにくいステルス性を持ち大量の爆弾を積むことができるＢ１爆撃機を使った訓練で、北朝鮮に攻撃を加える能力を誇示し、新たなミサイル発射などの挑発をけん制する狙いがあるものとみられる。