６月に乳がんの手術を受ける歌手の麻倉未稀（５６）が２８日、埼玉・飯能市で行われたウオーキング大会「第１５回飯能新緑ツーデーマーチ」に参加し、病状について語った。

　麻倉はゴール地点に設置された特設ステージに登場。１万人を超える来場者の前でヒット曲「ヒーロー」やデビュー曲「ミスティ・トワイライト」など全６曲を熱唱した。

　昨年、歌手活動３５周年を迎え、精力的に活動してきた麻倉は、ＭＣ（曲間トーク）で「今年はゆっくり活動しようと思ったら、みなさんにご心配をおかけしてしまった」とポツリ。現在の体調については「大丈夫です。元気です」と笑みを浮かべ、気丈に振る舞った。

　終盤には、同イベントに参加した飯能市の中学生ボランティアから麻倉に千羽鶴がサプライズで贈られた。
　登壇した中学生から「この千羽鶴を見ながら頑張ってください。全員で応援しています」などとエールを送られると、麻倉はこみ上げる感情を抑えきれずに目を潤ませ、「どうもありがとうございます。頑張ります。私あんまり泣かないタイプなんですけど…」と涙をぬぐう場面も。来場者からもたくさんのエールが飛ぶ中、麻倉は「またみんなの前で早く歌える日を夢見ながら、これからちょっと休養に入って手術をして元気になって戻ってきます！」と再び飯能に来ることを約束した。