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新“入国制限”控訴裁が不服申し立て退ける

2017年5月26日 13:06

 中東など6か国からのアメリカへの入国を制限する大統領令をめぐり、連邦控訴裁判所は25日、トランプ政権側の不服申し立てを退けた。

 6か国からの入国を制限する新たな大統領令をめぐっては、メリーランド州の連邦地裁などが全米で効力を停止する仮処分の決定をした。

 これに対してトランプ政権が不服を申し立てていたが、2審の連邦控訴裁判所は25日、「憲法が禁じる宗教的差別にあたる」などとして訴えを退けた。新たな大統領令をめぐり政権側の不服申し立てが退けられるのは初めて。

 これに対してトランプ政権側は「納得できない」などとする声明を発表し、3審である最高裁に上告する方針を示した。