トランプ大統領 NATOで公平な負担要請
アメリカのトランプ大統領は25日、NATO(=北大西洋条約機構)の首脳会議に初めて参加し、各国は国防費を増やして公平に負担すべきだとの持論を改めて主張した。
ベルギーのブリュッセルで開かれたNATO首脳会議で、トランプ大統領は撮影の際、モンテネグロの首相を手で押しのけて最前列に出た。
初参加となったトランプ大統領は、イギリスの自爆テロにも触れ、テロの脅威に立ち向かうため団結を訴えて、改めて各国は国防費を増やして公平に負担するよう求めた。
トランプ大統領「加盟国28か国のうち23か国は支払うべき負担を支払っていない」
首脳会議では加盟28か国が毎年、国防費の増額に向けた計画をたてることで合意した。トランプ大統領は先月、「NATOは時代遅れだ」などとするこれまでの批判を修正したが、加盟国の財政的な負担について当初の批判を再び強調した形。