アメリカのトランプ大統領は２５日、ヨーロッパの首脳と相次いで会談した。気候変動や貿易などについて、立場の違いが浮き彫りになった形。

　トランプ大統領は２５日、ＥＵ（＝ヨーロッパ連合）のトゥスク大統領と、ヨーロッパ委員会のユンケル委員長との３者会談に臨んだ。

　会談後、アメリカ側は、テロとの戦いや北朝鮮の脅威について話し合ったことを明らかにした。北朝鮮については、政治的、経済的に孤立させることで一致した。

　一方、トゥスク大統領は、気候変動と貿易、さらに対ロシア政策については意見が一致していないとし、議論の必要があると述べた。

　続いて会談したフランスのマクロン大統領も、見解の異なる議題がいくつかあったことを明らかにしていて、このあと開かれるＧ７（＝主要７か国首脳会議）でどこまで足並みをそろえられるかが焦点となりそうだ。