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「完全自動走行」など来月の“成長戦略”に

2017年5月26日 12:32

 政府が来月まとめる成長戦略に、完全自動運転の車を公道で走らせるなど、様々な先端技術を実社会で実験しやすくする新たな枠組みが盛り込まれることがわかった。

 関係者によると、政府が日本再興戦略、いわゆる成長戦略に盛り込むのは、例えば運転する人がいない「完全自動走行車」や「空飛ぶ車」の安全性を確認するため実際に街中で車を走らせてデータを取るなど、実社会で実験しやすくする枠組み。

 これまで実験しにくかったことを、参加者や期間を限定することで「まずやってみる」ことを許容し、企業に多様な挑戦を促す。

 導入の背景には、技術の進歩が早い先端技術の分野で今の日本の規制では海外に遅れる懸念がある。政府は、この枠組みの創設を来月まとまる成長戦略の柱として盛り込む方針。