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トランプ政権初 南シナ海で航行の自由作戦

2017年5月25日 13:00

 アメリカ海軍は24日、南シナ海で中国が領有を主張する人工島の12カイリ内に艦船を派遣する、いわゆる「航行の自由」作戦を行った。トランプ政権になってからは初めて。

 ロイター通信などによると、海軍の駆逐艦は24日、南沙諸島のミスチーフ礁で、中国が埋め立てて造った人工島の12カイリ内を航行した。中国はこの島の領有を主張しているが、フィリピンが中国を提訴した仲裁裁判の判決では、領有権が存在しないとの判断が下されている。

 中国は島の軍事化を着々と進めているが、トランプ大統領は北朝鮮問題をめぐり中国の協力を重視していて、南シナ海の問題が軽視されるのではないかとの懸念の声が高まっていた。