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安保理緊急会合も“北への制裁”溝埋まらず

2017年5月24日 7:48

 北朝鮮が21日にミサイルを発射したことを受け、国連安全保障理事会は緊急会合を開いた。日本などが新たな制裁の必要性を訴えたが、溝は埋まらなかった。

 異例の2週連続となった緊急会合ではアメリカや日本などが北朝鮮への圧力を強めるため、新たな制裁決議の必要性を訴えたが、中国は、この日も慎重な姿勢を崩さず、新たな制裁は見送られた。

 中国・劉結一国連大使「対話を通じて(北朝鮮の)緊張緩和と非核化に努めるべき」

 日本・別所国連大使「究極的に対話が必要だという国は多くあったが、しっかり圧力をかけていくことには理解があった」

 安保理は現在の制裁決議の抜け道をなくすため、国連の制裁委員会に、制裁の実行への監視を強化するよう求めたが、各国の温度差は依然としてなくならないままとなっている。