新国立競技場 「森と大地」の新デザイン案
2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場について24日、より自然との調和を重視した新しいデザイン案が公開された。
建築家の隈研吾さんが設計を担当している新しいデザイン案では、スタジアム周辺の人工デッキの面積が約4分の1削られた。これにより、外からの見通しが良くなり、圧迫感が減るという。
また、エントランスゲートは、天井の木を斜めに組み合わせて広めに見せる工夫をし、来場者の高揚感を高める狙いがある。
スタジアムは、トラックに暖色系を使い、森と大地を感じさせるという。観客席はモザイク状の配色で、観客がいない状態でもにぎやかに見えるとしている。
隈研吾さん「被災地の木もなるべくたくさん使いたいという思いがある」
木材については調達のメドがたったとする一方、聖火台の設置場所については、言及されなかった。新国立競技場は、再来年の11月末に完成予定。