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新国立競技場 「森と大地」の新デザイン案

2017年5月24日 17:49
新国立競技場 「森と大地」の新デザイン案

 2020年東京オリンピック・パラリンピックのメーン会場となる新国立競技場について24日、より自然との調和を重視した新しいデザイン案が公開された。

 建築家の隈研吾さんが設計を担当している新しいデザイン案では、スタジアム周辺の人工デッキの面積が約4分の1削られた。これにより、外からの見通しが良くなり、圧迫感が減るという。

 また、エントランスゲートは、天井の木を斜めに組み合わせて広めに見せる工夫をし、来場者の高揚感を高める狙いがある。

 スタジアムは、トラックに暖色系を使い、森と大地を感じさせるという。観客席はモザイク状の配色で、観客がいない状態でもにぎやかに見えるとしている。

 隈研吾さん「被災地の木もなるべくたくさん使いたいという思いがある」

 木材については調達のメドがたったとする一方、聖火台の設置場所については、言及されなかった。新国立競技場は、再来年の11月末に完成予定。