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「加計学園特別扱い」新たな内部文書で追及

2017年5月24日 14:26
「加計学園特別扱い」新たな内部文書で追及

 安倍首相の友人が理事長を務める学校法人・加計学園の獣医学部開設を巡る問題で、民進党は党の会合で、開設が速やかに決まるよう、政府が加計学園に具体的なアドバイスをしていた事を示す内部文書を入手したとして追及した。

 民進党によると、入手したのは去年の11月8日に文部科学省内で交わされたメールだという。この中には、「大臣及び局長より文科省としては現時点の構想では不十分だと考えている事を加計学園に早急に厳しく伝えるべきという指示があった」などと記されている。

 その翌日には、首相官邸で開かれた会議で獣医学部の新設が正式に許可された。民進党は、設置条件に合致するように助言するなど加計学園に特別に配慮したのではないかと文科省を追及した。

 民進党・玉木雄一郎議員「正式決定の前に、文科省として個別の打ち合わせを加計学園としたことはないですね」

 文科省「今伺いましたのでそこは確認せざるを得ません。今定かには申し上げられません。ないと思います」

 民進党は、加計学園による獣医学部の開設に安倍首相の働きかけがあったかどうかも含めて、今後も追及していく方針。