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国連安保理 北制裁実行向け監視体制強化へ

2017年5月23日 13:55
国連安保理 北制裁実行向け監視体制強化へ

 北朝鮮が21日に弾道ミサイルを発射したことを受け、国連の安全保障理事会は22日、報道機関向けの声明を発表した。制裁の抜け道を狭めるため新たに国連の監視機関に対しても努力を求めている。

 声明では、北朝鮮のミサイル発射が過去の安保理決議違反であると強く非難した上で「新たな制裁を含めた措置を取っていく」と改めて警告した。その上で、新たに制裁が確実に実行されているかを監視している国連の委員会に対してもさらなる努力を求めた。

 これは、北朝鮮への制裁に「抜け道」が多いと指摘される中、チェック体制をさらに強化していく姿勢を強調した形。

 安保理は23日に緊急会合を開く予定で、日本やアメリカなどは新しい制裁の採択に向けて各国に協力を呼びかける方針。