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イラン大統領「ミサイル実験継続」米に反発

2017年5月23日 6:16

 イランのロウハニ大統領は22日、アメリカのトランプ大統領が対イラン包囲網構築の動きを強めていることに反発した上で、今後もミサイル発射実験を継続していく考えを示した。

 トランプ大統領は訪問先のサウジアラビアで21日、「すべての国がイランを孤立化させて、テロへの資金提供をやめさせなくてはいけない」などと発言。イランの封じ込めを念頭に、中東諸国の首脳らと結束を強める動きを見せている。これを受けて、イランのロウハニ大統領は22日の記者会見で、「アメリカが私たちの地域を理解していないのが問題だ」「イラン抜きで中東地域の安定を成し遂げられるのか」などと述べ、強く反論した。

 また、ロウハニ大統領は、アメリカが中止を求めているミサイルの発射実験について、「平和と防衛のため」として、今後も継続する考えを強調し、アメリカをけん制した。