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武器輸出合意で防衛関連株↑ダウ89ドル高

2017年5月23日 7:29

 22日のアメリカ・ニューヨーク株式市場は、トランプ大統領がサウジアラビアに対して巨額の武器輸出で合意したことなどを受け、恩恵を受ける企業を中心に値を上げた。

 22日のニューヨーク株式市場でダウ平均株価は前週末比89ドル99セント高の2万0894ドル83セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は49.92ポイント上がり6133.62となった。

 中東を訪問中のトランプ大統領が、サウジアラビアに対して約1100億ドル(約12兆円)分の武器を輸出することで合意したことを受け、ボーイングなど防衛関連の株が大きく買われた。また、原油の先物価格が値を上げたことで、エネルギー関連株にも買いが入った。

 市場関係者は「先週、トランプ政権の政治的な混乱を受けて幅広い銘柄が売られたが、アメリカ経済が上向きなことから、値ごろ感のあるハイテク株にも買いが入った」と話している。