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“地質調査”日本企業社員を複数拘束 中国

2017年5月22日 14:39

 中国で、今年3月末頃に日本企業の複数の社員が中国当局に拘束されていたことがわかった。

 中国で拘束されたのは、資源開発の地質調査などを行う日本企業の複数の社員。山東省と海南省で今年3月末頃に、中国当局に拘束されたということだが、拘束された理由などは明らかになっていない。

 山東省と海南省には中国海軍の空母など艦船が停泊する港など軍事施設がある。中国は、軍事機密の流出を防ぐため反スパイ法を導入して外国人の監視を強めていて、2015年以降、日本人男女5人が国家の安全に危害を加えたとして相次いで拘束されている。

 社員が拘束されている企業は日本テレビの取材に対し、「一刻も早く解放されるように日本の外務省を通じて要請している」としている。