×

「イスラム国」とは“善と悪との戦いだ”

2017年5月22日 13:05

 アメリカのトランプ大統領は21日、サウジアラビアで演説し、イスラム諸国と連携して過激派組織「イスラム国」など、テロとの戦いを進める必要性があると強調した。

 イスラム諸国50か国以上の首脳らが集まった会議でトランプ大統領は、「イスラム国」などとの戦いは「異なる宗教や文明の間の戦いではなく、善と悪との戦いだ」と強調した。一方で、テロ組織の掃討にはイスラム諸国の主体的な取り組みが必要だとクギをさした。

 トランプ大統領「中東諸国はアメリカが敵を壊滅するまで待つのではなく、自国のためどんな未来を望むのか自らが決めなければならない」

 トランプ大統領は22日、イスラエルに移動し、ネタニヤフ首相との首脳会談を行う。意欲を示す中東和平交渉の再開に向けた足がかりを築けるかが焦点。しかし、模索を続けていたパレスチナ自治政府のアッバス議長も交えた3者会談について、イスラエルの有力紙はホワイトハウス関係者の話として「時期尚早だ」と否定的な見方を伝えている。