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ミサイルから撮影した地球“みな美しい”

2017年5月22日 12:41

 北朝鮮は21日の弾道ミサイル発射について新型中距離弾道ミサイル北極星2型の実戦配備のための最終発射実験としていて、金正恩委員長は「100点満点だ」と述べ実験の成功を伝えた。

 金委員長は実験成功を受けミサイルの実戦配備を承認し、量産を指示。ミサイルが開発段階を過ぎて実際の脅威となる段階に入ったという主張だ。

 北朝鮮の国営メディアは21日の弾道ミサイルの発射について、今年2月に初めて発射実験が行われた北極星2型の実戦配備のための最終発射実験で、金委員長が視察したと伝えた。核兵器を搭載するミサイルの弾頭部分の操縦の正確性が確認されるなど、実験に再び成功したとしている。

 金委員長はミサイルに装着されたカメラからの画像を見て「私たちが撃ったミサイルから地球を撮影した写真を見ると世の中がみな美しく見える」と述べたという。金委員長は結果に満足し、部隊への実戦配備を承認、ミサイルの量産を指示した。

 韓国軍は北朝鮮がミサイル技術の信頼性を向上させるデータを得たと評価したが、宇宙空間で切り離された弾頭が地上を攻撃するために大気圏に再突入する技術を確保したかについてはさらなる検証が必要としている。