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台湾野党が党首を選出 習主席が祝電

2017年5月22日 2:03

 台湾の最大野党・国民党の選挙で、新しい党首が選出され、中国の習近平国家主席は祝電を送り、台湾独立に反対していくよう、求めた。

 台湾では、21日に行われた最大野党・国民党の党首選挙で、与党時代に副総統を務めた呉敦義氏が現職を破り、初選出された。当選後、呉氏は、「中国と台湾は、1つの中国に属する」といういわゆる「1つの中国」の原則を認めると表明している。

 これに対し、中国国営・新華社通信によると、中国の習近平国家主席は、呉氏に祝電を送り、「台湾独立に反対し、中国と台湾の平和的発展のため、正しい方向を向いていきたい」などとして、良好な関係を求めたという。

 台湾の蔡英文総統は、「1つの中国」を直接認めておらず、中国は国民党との関係をアピールすることで、蔡英文政権への圧力をかける狙いがあるとみられる。