9条に自衛隊の存在明記…山口氏に方針説明
安倍首相は22日、公明党の山口代表と会談し、憲法改正をめぐり9条に自衛隊の存在を明記するとした自らの方針について説明し理解を求めた。
憲法改正に向けてカギを握る公明党だが、山口代表はこれまで早期の改正に慎重な姿勢を崩していない。22日の会談でも「議論を見守る」と述べるにとどめた。
「自民党に、5月3日に提言したその内容について検討させるようにします、という話を承りました。(公明党としては)議論を見守るということです」―山口代表はこのように述べて、公明党としては自民党の憲法改正草案がまとまった後で議論に応じるとの考えを示した。
また、共謀罪の趣旨を盛り込んだテロ等準備罪を新設する組織犯罪処罰法改正案について、今国会で成立させる方針を改めて確認した。