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サウジ 米国製の武器12兆円分購入へ

2017年5月21日 12:25

 アメリカのトランプ大統領は20日、就任後初めての外遊先となる中東・サウジアラビアでサルマン国王と会談した。両国は軍事面での連携で一致し、巨額の武器輸出で合意した。

 20日に行われた会談では、中東地域の経済の発展や軍事面での安定に向け、連携することを確認、サウジアラビアがアメリカ製の武器を約1100億ドル、日本円で約12兆円分購入することで合意した。ホワイトハウスは「アメリカの防衛産業に数万人の新たな雇用が生まれる」と説明している。ロシアとの関係をめぐる疑惑で批判が高まるアメリカ国内に向け、早速、成果をアピールした形。

 また軍事面では、過激派組織「イスラム国」などとの戦いで連携を強化することや、サウジアラビアと対立するイランへの対応で協力することでも一致した。