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米・サウジ“巨額”署名式の場に孫正義氏も

2017年5月21日 7:36

 ロシアとの関係を巡る疑惑で大逆風にさらされているアメリカのトランプ大統領は20日、就任後初めての外遊先となる中東・サウジアラビアでサルマン国王と会談した。早速、巨額の武器輸出で合意したと、成果をアピールしている。

 20日に行われた会談では、サウジアラビアがアメリカ製の武器を約1100億ドル、日本円で約12兆円分購入することで合意した。ホワイトハウスは「アメリカの防衛産業に数万人の新たな雇用が生まれる」と説明している。ロシアとの関係を巡る疑惑で批判が高まるアメリカ国内に向け、早速、成果をアピールした形。

 トランプ大統領「すさまじい日だ。皆に感謝する。何百億ドルもの投資がアメリカに来る。雇用だ!雇用だ!」

 一方、両国の署名式の場にはソフトバンクグループの孫正義社長の姿もあった。サウジアラビアなどと共同でIT分野に投資する10兆円規模の「ファンド」を設立したためとみられる。