ロシアとの関係をめぐる疑惑で大逆風にさらされているアメリカのトランプ大統領は２０日、就任後初めての外遊先となる中東・サウジアラビアでサルマン国王と会談した。さっそく巨額の武器輸出で合意したと、成果をアピールしている。

　２０日に行われた会談では、サウジアラビアがアメリカ製の武器を約１１００億ドル、日本円で約１２兆円分購入することで合意した。ホワイトハウスは、「アメリカの防衛産業に数万人の新たな雇用が生まれる」と説明している。

　ロシアとの関係をめぐる疑惑で批判が高まるアメリカ国内に向け、さっそく成果をアピールした形。

　２１日はイスラム諸国の首脳らが参加する会議に出席し、イスラム過激派との戦いに向けた団結を呼びかけることにしている。