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米抜きで…TPP早期発効目指す声明発表へ

2017年5月21日 7:49
米抜きで…TPP早期発効目指す声明発表へ

 アメリカがTPP(=環太平洋経済連携協定)から離脱を表明したことをうけ、残りの11か国は21日、アメリカ抜きでの早期発効を目指す声明を発表する予定。

 20日はベトナム・ハノイで、閣僚らの協議とともに11か国の交渉官らによる会合が開かれた。日本テレビの取材によると、閣僚会議で21日にまとめ上げる声明案の原案には、「11か国がまとまってTPPの発効に向け可能な道を探ることで合意した」などと明記されている。

 ただ、TPPをめぐっては日本やオーストラリアなどが11か国での発効を目指す一方、アメリカ抜きでの発効に慎重な国もあり、閣僚らも深夜まで協議を続けた。

 石原TPP担当相「(Q.カナダやオーストラリアと話したか?)どこの大臣と話をしたかは言わないことになっている。少人数の会合をやっていました」

 声明案は20日はまとまらず、21日早朝から閣僚らが集まり発表に向けてぎりぎりの調整を行うことになる。