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トランプ大統領「米史上最大の魔女狩りだ」

2017年5月19日 6:44

 去年のアメリカ大統領選挙をめぐる疑惑解明のため、特別検察官が任命されたことについて、トランプ大統領は18日、「魔女狩りだ」と強い不満を示した。

 特別検察官は選挙戦に介入したとされるロシアとトランプ陣営の関係についての捜査を指揮する。

 トランプ大統領はツイッターで、「クリントン陣営とオバマ前政権で起きたすべての違法行為では、特別検察官は任命されなかった」と指摘。「アメリカの歴史上、唯一最大の政治家に対する魔女狩りだ」と強い不満を示した。

 一方、ロイター通信は、政府高官などの話として辞任したフリン前大統領補佐官らトランプ陣営の幹部が、選挙期間中、ロシア政府の高官らと少なくとも18件、メールや電話で接触していたと報じた。

 有力紙「ワシントンポスト」は、一連の疑惑を受けて「共和党内にヒビが入り、トランプ離れが進んでいる」と伝えている。