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「インターバル制度」普及へ検討会立ち上げ

2017年5月16日 20:15
「インターバル制度」普及へ検討会立ち上げ

 勤務終了から次の勤務までに一定の時間をあける「インターバル制度」を企業に普及させるため、厚生労働省は16日、専門家らによる検討会を立ち上げた。

 政府が3月末にとりまとめた「働き方改革実行計画」では、罰則付きで残業時間の上限規制を設けるほか、勤務終了から次の勤務までに一定の時間をあける「インターバル制度」の導入が努力義務として明記されている。

 16日の検討会では、労働組合と協議してインターバル制度を導入した企業の事例が紹介されたほか、「睡眠時間を確保し、健康を守ることが大事だ」「制度の普及には社会全体の意識改革も必要だ」といった意見が出た。

 厚労省が2年前に行った調査では、「インターバル制度」を導入している企業は全体の2.2%にとどまっており、厚労省は今後、外国の状況なども調べ、今年度中に普及のための方策をとりまとめたいとしている。