×

米ダウ85ドル高“サイバー対策株”に買い

2017年5月16日 7:20

 15日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は原油先物価格の上昇や、サイバー攻撃被害を受けてセキュリティー関連株が買われたことなどもあり、85ドルほど値を上げて取引を終えた。

 15日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価は前週末終値比で85ドル33セント値を上げ2万0981ドル94セントで取引を終えた。また、ハイテク株が中心のナスダック総合指数も28.44ポイント上がり6149.67となった。

 この日は、原油先物価格が上昇したことを受け、エネルギー関連株を中心に買いが優勢となった。さらに、世界的に被害が拡大しているサイバー攻撃を受け、対策を行うセキュリティー事業関連株への買い注文も広がった。一方、北朝鮮のミサイル発射を受け、地政学的リスクから投資家心理が悪化することへの懸念もあったが影響は限定的だった。

 市場関係者は「今週は木曜日(18日)から始まる下院議会での公聴会が注目されている。トランプ政権の減税政策に対する議会の見方を知る材料となるだろう」と話している。