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韓国と北が接触「南北対話へ若干の期待感」

2017年5月14日 19:08

 北朝鮮が14日朝、弾道ミサイル1発を発射した。14日に中国で開幕した「一帯一路サミット」には北朝鮮の代表団も出席しているようだが、各国との間で会談などはあったのだろうか?中国・北京から横田明記者が伝える。


 中国は、今回の一帯一路サミットは世界に門戸が開かれているとしていて、圧力を強めている北朝鮮、そして、前政権で関係が悪化していた韓国も新政権誕生をうけて急きょ招待されたが、さっそく南北接触があったことが確認された。

 韓国メディアによると、北朝鮮代表団の金英才対外経済相と韓国側の代表が、14日の「一帯一路サミット」開始前に休憩室で接触したという。韓国側はそのときの様子について、次のように話している。

 韓国代表団団長、『共に民主党』朴炳錫議員(話)「会ったときに私は韓国の団長として北朝鮮のミサイル発射について強く批判しました。金対外経済相は、南北対話への期待感を若干抱いていると感じた」

 しかし、北朝鮮の代表団の1人は南北接触を認めていない。

 北朝鮮代表団「(Q:韓国代表とは会いましたか?)会っていません」

 北朝鮮としては、水面下で接触をしつつ韓国との対話路線に転じるべきかさぐっているものとみられる。

 一方、習近平国家主席は14日、ロシアのプーチン大統領と首脳会談を行った。ここでも北朝鮮によるミサイル発射について取り上げられ、ロシアの大統領報道官は、「朝鮮半島情勢について詳しく話をした。両首脳とも緊張の高まりについて懸念を表明した」としている。