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韓国・文在寅政権 発射を厳しく非難

2017年5月14日 12:00

 北朝鮮が14日朝、弾道ミサイル1発を発射したことを受け、発足したばかりの韓国の文在寅政権は発射を厳しく非難した。

 文在寅政権が発足してわずか4日後に北朝鮮は弾道ミサイルを発射した。北朝鮮に融和的とされる文政権発足後もミサイル開発を続ける姿勢が明らかになった。

 ミサイル発射を受け、文大統領は午前8時から行われた国家安全保障会議で「発射は朝鮮半島と国際社会の安全に対する深刻な挑戦で強力に糾弾する」と述べた。北朝鮮に融和的とされる文大統領が、「対話は北朝鮮の態度に変化があるときに初めて可能だ」と強調した。

 韓国大統領府の会見「北朝鮮が誤解しないよう、挑発には断固として対応しなければならない」

 北朝鮮は文政権の発足後、「南北の軍事的緊張を緩和し全ての問題を対話と交渉で解決すべきだ」と呼びかけていたが、その一方で今後も、弾道ミサイルの発射を続ける姿勢をあらためて示した。

 韓国軍関係者は発射の意図について「韓国の新政権との間で主導権を確保する狙いがあり、相次ぐ発射の失敗を挽回しアメリカの圧力に屈さないことを示した」と分析している。