世界的サイバー攻撃「ランサムウェア」か
イギリスなどで12日、大規模なサイバー攻撃があり、病院のシステムがダウンするなどした。アメリカ国土安全保障省は、コンピューターの機能を制限し、解除のために金銭を要求するタイプのソフトが使われたと発表した。
イギリスでは12日、ロンドンなど各地の病院で一斉にシステムがダウンし、患者のデータにアクセスできなくなるなどの被害が出た。何者による犯行なのかは明らかとなっていないが、ロシアやスペインなどでも、コンピューターウイルスの感染が確認されている。
これについてアメリカの国土安全保障省は、感染したコンピューターのファイルにロックをかけた上で、解除するために金銭を要求する「ランサムウェア」と呼ばれるソフトが使われたと発表した。
アメリカの大手紙・ニューヨークタイムズによると、これまでに日本を含む世界74か国で攻撃が報告されているという。