日本商工会議所の三村明夫会頭は１１日、ヤマト運輸などが値上げを決めたことについて、デフレ脱却に向けた適切な動きとの見解を示した。

　運送業界では、ヤマト運輸が２７年ぶりとなる宅配便の値上げを決めるなど、値上げやサービスの見直しが加速している。これについて、日商の三村会頭は、デフレ脱却につながる適切な動きとして評価する考えを示した。

　日商・三村会頭「今まではサービス競争という形でずっときていましたが、適切なサービスがどうあるべきかの見直し、私は非常に正常化に向かって動きつつあると思います」

　三村会頭はこのように述べた上で、運送業者が人手不足をきっかけとして配送料に人件費を適切に反映し値上げに踏み切る決定をしていることは、デフレ脱却を目指す上で、正常な動きだとの見解を示した。