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NYダウ エネルギー関連株が売られて反落

2017年5月10日 7:28

 9日のアメリカ・ニューヨーク株式市場ダウ平均株価は、原油の先物価格下落に伴い、エネルギー関連株が売られるなどした結果、30ドルあまり値を下げた。

 9日のニューヨーク株式市場ダウ平均株価の終値は前日比から36ドル50セント安の2万0975ドル78セントで取引を終えた。一方、ハイテク株が中心のナスダック総合指数は17.93ポイント上げ、6120.59と史上最高値を更新した。

 この日は、発表された経済指標が市場予想より良かったことや、ヨーロッパ市場で株価が上がったことなどを受けて、買いが優勢で始まった。しかし、原油の先物価格が1バレルあたり1ドル程度値を下げたことで、エネルギー関連株が売られ、ダウ平均株価も下げに転じている。

 また北朝鮮の駐英大使が、イギリスメディアのインタビューの中で6回目の核実験を計画していることを明らかにしたことで、リスク回避の動きにつながり売りを加速させた。

 市場関係者は「企業決算も一段落しており、週末の経済指標の発表まで市場では堅調な動きが続くのではないか」と話している。