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マクロン氏大勝も“白票・無効票”過去最多

2017年5月9日 0:15

 フランスの次期大統領が、史上最年少となるマクロン氏に決まった。

 マクロン候補「みなさんは勝利した。今夜、フランスは勝利した」「今夜、ヨーロッパ全体と世界が私たちを見ている」

 7日に行われた大統領選挙の決選投票は、開票率100%で、独立系のマクロン氏が66.1%以上の票を得て、33.9%だった極右政党「国民戦線」のルペン氏に勝利した。39歳のマクロン氏は、史上最年少の大統領になる。

 EU残留を唱える大統領が誕生することで、混乱は避けられた。マクロン氏は早速、ドイツのメルケル首相と会談する意向を示している。

 一方で、フランス社会の分断は深刻で、ルペン氏が3割以上の票を獲得した上に、白票と無効票も合わせて約11%と過去最多となった。投票率は74.56%で前回の選挙に比べ下がっていて、今後、国を一つにまとめていけるかどうかは不透明。