×

TPP 初の事務レベル会合終了

2017年5月4日 10:28

 アメリカが離脱したTPP(=環太平洋経済連携協定)を話し合う初の事務レベル会合は2日間の議論が終わった。今月下旬に行われる閣僚会合で、11か国による声明を出すことで一致したが、具体的な内容については合意しなかった。

 会合では日本やオーストラリアなどが11か国でのTPP発効に向け議論をリードしたが、マレーシアやベトナムなどアジア各国はアメリカがいないTPPには後ろ向きな姿勢を見せていた。最終日となる3日の会合では、次回行われる閣僚会合で、11か国で発効するにあたっての課題について議論がされたが、結論は出ないまま会議は終了し、各国が持ち帰ることになった。

 片上慶一TPP首席交渉官「最終的に方向性を打ち出すのは次回の閣僚会合になると思っている」

 TPPの閣僚会合は今月21日にベトナムのハノイで行われる。