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ロシアと北朝鮮結ぶ定期航路 就航延期

2017年5月3日 20:36

 今月8日に予定されていた北朝鮮の貨客船「万景峰」号を使用した、ロシア極東のウラジオストクと北朝鮮を結ぶ定期航路の就航が延期されたことがわかった。

 「万景峰」号は、当初、8日に北朝鮮の羅津を出港し、9日朝にウラジオストクに入港する予定だったが、就航は17日以降に延期されたという。ロシアの運航会社は延期の理由について、「港の技術的な受け入れ体制が整っていないため」と説明している。

 この航路は、そもそも、2015年から計画が進められ、去年の就航を予定していたが、「制裁に関する政治的な問題や書類上の問題があった」ため、就航が大きく遅れていたという。

 こうしたことから、今回の延期についても北朝鮮の核・ミサイル開発を巡り国際社会の緊張が高まる中、ロシア政府が関係国に一定の配慮をして、さらに遅らせた可能性もある。