９日に迫った韓国の大統領選挙にむけ、有力候補による最後のテレビ討論会が開かれた。

　２日夜に行われた最後のテレビ討論会には、主要政党から立候補している５人の候補が参加し、論戦を繰り広げた。この中で、支持率でトップを走る最大野党「共に民主党」の文在寅候補は、争点となっている北朝鮮への対応について、対話の必要性を改めて主張した。

　文在寅候補「（Ｑ：金正恩委員長と会う用意はあるか？）北朝鮮の核問題の解決のために会う用意がある」

　一方、支持率２位の安哲秀候補は、これまでのテレビ討論会で、「今は制裁を強化すべき局面だ」と繰り返し主張。北朝鮮に厳しく対応する姿勢をアピールしている。

　また、日本との関係では、両候補とも慰安婦問題をめぐる日韓合意について再交渉を求める一方で、経済などの分野では対話を進める姿勢を打ち出している。投票は、来週９日に行われる。