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記者2人死傷 朝日新聞襲撃事件から30年

2017年5月3日 14:33
記者2人死傷 朝日新聞襲撃事件から30年

 記者2人が死傷した朝日新聞の阪神支局襲撃事件から3日で30年を迎え、市民らが追悼に訪れている。

 この事件は、30年前の5月3日、兵庫県西宮市の朝日新聞阪神支局で男が散弾銃を発砲し、小尻知博記者(当時29)が死亡、別の記者も重傷を負ったもので、15年前に時効が成立した。

 現場にいた朝日新聞・高山顕治記者(55)「銃口は今も目に焼き付いている。『なぜ小尻さんが』というのはずっと残っている」

 阪神支局では、3日朝から拝礼所が設けられ、市民や関係者らが小尻記者の遺影に手を合わせていた。

 訪れた人「言論の自由に対して銃で人を殺すという、暴力的なことを絶対してはいけない」

 支局には、事件当時、小尻記者が着ていた服や座っていたソファなどが展示されていて、午後5時まで一般公開されている。