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朴槿恵被告側 裁判前手続きで全て否認

2017年5月2日 19:36

 巨額の収賄罪などで起訴された韓国の朴槿恵前大統領に対し、裁判の前に争点を整理する手続きが行われ、朴被告側は起訴内容を全て否認した。

 手続きはソウル中央地裁で開かれ、出廷する義務のない朴槿恵前大統領本人は欠席した。朴被告は、サムスングループから日本円で約42億円の賄賂を受け取った収賄など、18件の罪で起訴されているが、2日の手続きで朴被告側は、起訴内容を全て否認して無罪を主張し、真っ向から争う姿勢を示した。

 朴被告との共謀関係を問われている友人の崔順実被告や、贈賄側として起訴されたサムスン電子の李在鎔被告も起訴内容を否認しており、裁判では、財閥から朴被告に渡った金が不正な見返りを伴う賄賂だったと検察が立証できるかが最大の焦点。

 朴被告が出廷する初公判は今月23日に開かれる。