２日未明、鹿児島県の桜島が噴火し噴煙が火口の上空４０００メートルまで上がった。鹿児島市街地に火山灰が降りＪＲにも運休が出た。

　鹿児島地方気象台によると、桜島の昭和火口で２日午前３時２０分に噴火が発生し、噴煙が火口の上空４０００メートルまで上昇した。４０００メートルに達したのは去年７月２６日以来。噴火はこの後も１時間以上にわたって続き、鹿児島市内で降灰があった。

　交通機関にも影響が出た。ＪＲ九州の鹿児島駅ではレールに積もった灰を清掃したため、日豊本線の上下線合わせて２本が運休し、最大３０分の遅れが出た。

　気象台では同様の噴火が続く恐れがあるとして、「入山規制」の噴火警戒レベル３を継続し注意を呼びかけている。