東京五輪へ「ジャパン・ハウス」第1号完成
東京オリンピック・パラリンピックを3年後に控え、日本文化などの海外での発信拠点「ジャパン・ハウス」の第1号が、南米ブラジルのサンパウロに完成した。
「ジャパン・ハウス」は、日本の文化や技術などの情報発信を海外で強化するため外務省が新たに設置するもの。ブラジルには海外で最大の日系人社会があることから、サンパウロが設置都市に選ばれ先月30日、麻生副総理やブラジルのテメル大統領らが出席して記念式典が行われた。
麻生副総理「日系人の最大のコミュニティーがこのサンパウロにはあります。ブラジル、広くは中南米の各地に日本を発信していく拠点として最もふさわしい街なのだと確信しております」
施設の中には、日本の技術や文化などに関する本をそろえた図書スペースや日本文化を紹介するコーナーが設けられ、今月6日から一般公開される。
「ジャパン・ハウス」は今後、ロンドンとロサンゼルスにも設置される予定。