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弘前さくらまつり百年 “花筏”が見ごろに

2017年5月1日 21:38
弘前さくらまつり百年 “花筏”が見ごろに

 青森県の弘前公園では、桜の花びらがお壕(ほり)に浮かぶ「花筏(はないかだ)」が見ごろとなり、大勢の観光客を魅了している。

 弘前公園ではソメイヨシノが散り始め、観光客の目をくぎ付けにする光景が外濠(そとぼり)に広がっている。「弘前さくらまつり」が百年目を迎える今年は、これまで立ち入り禁止だった3か所の土手を「花筏」の撮影場所として開放した。

 津軽藩ねぷた村近くの外濠は、花筏と岩木山を一望できる撮影地点として知られている。また、園内でも下乗橋下の内濠(うちぼり)で花筏が見ごろとなり、赤い欄干を一層、色鮮やかに染めた。本丸ではソメイヨシノにかわりヤエベニシダレが満開で、青空に映える鮮やかなピンク色の花が観光客の目を引きつけていた。

 百年目の節目を迎え、「花筏」をはじめ遅咲きの桜が出迎える弘前さくらまつりは、今月7日まで開かれている。