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研ナオコ、復帰会見で「つえなしで歩ける」

2017年4月28日 21:39
研ナオコ、復帰会見で「つえなしで歩ける」

 舞台公演中に転倒し、右大腿骨頸部(だいたいこつけいぶ)を骨折した歌手でタレントの研ナオコ(63)が28日、都内で会見を行った。

 3月21日に山梨・甲府市で行われた舞台「アッ!とおどろく夢芝居」の本番中に、畳の上で足を滑らせて転倒。「右大腿骨頸部骨折」で全治3か月と診断を受け、入院していた。

 人工関節に入れかえる手術「人工骨頭置換術」という難手術を受け、25日に退院。この日、車椅子もつえも使わず会場に現れた。

 報道陣に向けて「本日はお集まりいただきありがとうございます。舞台の本番中に転倒して骨折しました。(患部をさすりながら)ここに違うものが入っているんですけど、これが自分の骨になっていくんじゃないかというくらい、順調な経過」と報告。

 通常なら3カ月かかるリハビリを1カ月で仕上げたといい、「つえなしで歩けるようになりました。無理な姿勢は取ったらいけないですが、注意しながら仕事を頑張っていけたら」と語った。

 ケガをした際の様子を「骨を折った瞬間は、異様な痛さで、その時は言葉が出ないくらいの息苦しさを覚えて、脂汗がすごかった。手術を終えてからはその痛みがなくなりました」と回想した。

 質疑応答では、リハビリについて「ストレッチでかかとを上げたり、寝ながら足を上げたり」と具体的に説明。人生初めての大ケガをした理由を「疲れだと思います。舞台に出るとアドレナリンがでるので(疲れていたことが)、分からなくなる。自分じゃ(疲れに)気が付かないままで、滑ったんだと思う。畳の目に沿って滑ったから(悪いことが)重なったんだと思う」と話した。

 生活は「ほとんどは自分でできていて、正座もできる。『使わなくてもいいから2カ月はつえを持っていて下さい』って言われました。階段は筋トレしないと上がれない」と言った。

 これからは、病院で場所を借りて収録したラジオが5月1日に放送され、8日に大阪・フェスティバルホールで行われる「小椋佳 トリビュート・コンサート」でステージ復帰の予定。「今後とも頑張っていきたいと思いますので、よろしくお願いいたします」と心境を語った。