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「改善勧告」期限までに保育士確保できず

2017年4月28日 21:42
「改善勧告」期限までに保育士確保できず

 森友学園系列の保育園で保育士が不足している問題で、園は「改善勧告」の期限である28日も、保育士を確保できていないという。

 森友学園系列の保育園「高等森友学園」から話を聞くため28日夕方、大阪市の職員が入った。保育園は保育士の配置基準を満たしておらず、市は先週、園に対し28日を期限とした「改善勧告」を出していた。

 大阪市によると、28日の時点で保育士は確保されていなかったという。このため市は29日、「改善命令」を出すとしていて、このまま状況が改善されなければ、6月1日をメドに「事業停止命令」を出して保育園を休園させる方針。しかし、現在通っている園児45人のほかの園への受け入れ枠については「現時点で確保できていない」という。

 一方、森友学園について大阪地裁は28日、民事再生手続きの開始決定を出した。再生計画案の提出期限は、今年10月で、決定を受け、理事長の籠池町浪氏は「誠心誠意、真心をこめて園児の皆様の教育にあたらせていただく」とコメントしている。