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トランプ政権、上院議員に北朝鮮情勢を説明

2017年4月27日 7:22

 間もなく政権発足100日を迎えるアメリカのトランプ政権は26日、連邦議会の上院議員100人を集め、北朝鮮情勢を説明した。

 会合にはトランプ大統領も出席し、マティス国防長官など、軍、外交、情報機関のトップが北朝鮮政策について説明した。北朝鮮に核やミサイル開発をやめさせるため、経済制裁や外交努力を進めていくという。トランプ政権としては、北朝鮮問題を本気で解決するという意思を国の内外に強調した形。

 一方、アジア太平洋地域を管轄する太平洋軍のトップは、朝鮮半島に向けて移動している原子力空母「カール・ビンソン」が北朝鮮を攻撃できる位置に到達したことを明らかにした。

 ハリス太平洋軍司令官「きょう、(空母『カール・ビンソン』は)沖縄の東方にいる。もし命令があれば、北朝鮮を攻撃できる射程内に入った」

 また、韓国に配備しているアメリカの迎撃ミサイルシステム「THAAD」も「数日のうちに運用が可能になる」と明らかにするなど、北朝鮮に対する抑止力も強めている。