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“化学兵器使用はアサド政権側”仏政府分析

2017年4月27日 2:05

 シリアで化学兵器が使われ市民ら80人以上が死亡した問題で、フランス政府は26日、攻撃を行ったのはアサド政権側だとする分析を発表した。

 今月4日にシリア北西部で使われた化学兵器をめぐっては、これまでにOPCW(=化学兵器禁止機関)が猛毒のサリンであるとする調査結果を発表している。

 この攻撃について、フランス政府は26日、独自の調査の結果、アサド政権側によるものだったとする報告書を発表した。

 現場からは、シリア軍がサリンを生成する際に使う安定剤など、特有の成分が検出されたという。

 また当日、現場ではシリア軍の戦闘機が展開し、空爆を行ったことを確認したとしていて、これらの事実からアサド政権側が攻撃を行ったと推測できると結論づけた。