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中国初の国産空母が進水式 20年頃就役へ

2017年4月26日 15:34

 中国は26日、初の国産空母の進水式を行った。海軍力の増強をアピールする狙いもあるとみられる。

 遼寧省の大連で26日午前、中国初の国産空母の進水式が行われた。5年前にはウクライナから購入し、改修した中国初の空母「遼寧」を就役させているが、今回の国産空母は、これと似たデザインで、甲板がそりかえったスキージャンプ型と呼ばれる構造になっている。

 中国メディアは、軍事専門家の話として「遼寧よりも多くの艦載機を収容でき戦闘能力が高まった」と指摘。「中国自ら設計した空母で、大きな成果だ」などと伝えている。空母は今後、設備点検などを経て、2020年頃の就役を目指している。

 南シナ海を中心に海洋進出を進める中国は、26日の進水式で海軍力の増強を内外にアピールする狙いもあるとみられる。