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マグマ激しく…噴火再開 西之島が“成長”

2017年4月26日 4:54
マグマ激しく…噴火再開 西之島が“成長”

 約1年半ぶりに噴火を再開した西之島を、日本テレビのカメラがとらえた。火口からはマグマのしぶきが激しく飛んでいる。

 25日午後2時ごろ、日本テレビが撮影した小笠原諸島の西之島の映像では、時折、噴石がみえる。今月20日、約1年半ぶりに噴火が再開した西之島では、新しく出来た火口から勢いよく噴煙が上がり、マグマのしぶきが噴き出している。新たに出来た火口から流れ出した溶岩は海岸まで到達し、水蒸気が上がっているのも確認できた。

 元々あった島の部分はまだ溶岩に覆われていない状態で、白い鳥のような生物もみることが出来る。

 去年の秋、上陸調査を行い、今回の取材にも同行した東京大学地震研究所の前野深准教授は「数十秒に1回くらい爆発をする、そういう噴火を繰り返している。マグマのしぶきを高く上げて、それが周囲に降り積もる感じでどんどん成長を続けている」と話す。

 また前野准教授は、溶岩流が島の西側と南側に勢いよく流れ続けて海岸に到達しているため、今後もさらに島が拡大していくだろうと述べている。