×

ルペン氏、極右政党党首を一時的に退く考え

2017年4月25日 7:31

 フランス大統領選の投票から一夜明け、2週間後の決選投票に向けた争いが早速始まっている。

 投票から一夜明けたルペン候補は、訪れたフランス北部の市場でテロ対策について触れ、マクロン候補を批判した。

 極右『国民戦線』ルペン党首「フランス国民をイスラムのテロの脅威から守る方法を持っていない人物が、大統領選に姿を現しているのです」

 このあとパリの選挙事務所の向かいにある美容院を訪れたという。

 美容師「(ルペン氏に)『おめでとう』と言いました。世論調査ではずっとトップだったし。彼女は『ありがとう』と。それだけ。すごく明るかった。少し疲れているようでしたけど、にこやかでしたよ」

 一方、世論調査では、マクロン候補が大差で当選するとの見通しが示されている。こうした中、ルペン候補は24日、地元テレビに出演し、自身が務める極右政党の党首を一時的に退く考えを明らかにした。「大統領はすべてのフランス人の大統領であるべきだ」と述べていて、支持を拡大する狙いがあるとみられる。