4人の混戦か…フランス大統領選、投票続く
フランスで23日、大統領選挙の第1回投票が行われている。EU(=ヨーロッパ連合)からの離脱を訴える極右のルペン候補ら4人による混戦とみられている。
投票開始から9時間後の投票率は69.42%で、5年前の前回とほぼ同じとなっている。
独立系のマクロン候補は、妻とともに投票を行った。EU残留、移民受け入れを主張し、若者層を中心に支持を拡大し、世論調査では最も高い支持率を獲得している。
もう1人の有力候補、極右政党の党首・ルペン候補は、EUからの離脱や移民受け入れの制限を訴えていて、今月20日にパリで起きたテロを受けて、支持がさらに伸びるとみられている。
有権者「テロを起こしそうな人物を野放しにしてはいけない。事件が起きてからでは遅い」
有権者「(ルペン候補とは)考え方が合わない。なぜなら人種差別主義者だから」
投票は日本時間の24日午前3時に締め切られ、即日開票されるが、選挙戦は4人が競う混戦で、上位2人による決選投票が来月、行われる見込み。