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嘉手納基地パラシュート降下訓練 地元反発

2017年4月24日 15:22
嘉手納基地パラシュート降下訓練 地元反発

 沖縄のアメリカ軍嘉手納基地で、兵士によるパラシュート降下訓練が6年ぶりに行われた。地元は反発している。

 嘉手納基地では24日朝、1時間半ほどの間に、上空の特殊作戦機から計30人のアメリカ兵がパラシュートで滑走路に降下した。嘉手納基地でこの訓練が行われるのは、6年ぶり。

 パラシュート降下訓練をめぐっては過去に、兵士や車両が基地の外側の民間地域に誤って降下するトラブルもあり、日米両政府は21年前、沖縄での訓練を伊江島補助飛行場で行うことで合意している。

 しかし、アメリカ軍は23日、防衛省沖縄防衛局に、伊江島の悪天候を理由に嘉手納基地での実施を通告してきたという。嘉手納町など地元の3つの自治体は、近くアメリカ軍に抗議する見通し。