×

日米首脳“どういう事態が生じても連携を”

2017年4月24日 14:08

 北朝鮮が25日、軍の創建記念日を迎えるのに先だって安倍首相はアメリカのトランプ大統領と電話で会談した。両首脳は挑発行動を繰り返す北朝鮮に自制を求めていくことで一致した。

 安倍首相「いまだに危険な挑発行動を繰り返す北朝鮮に強く自制を求めていくことで、完全に一致をいたしました」

 両首脳は25日の朝鮮人民軍創建85年という節目を前に、核実験の準備の状況など最新の北朝鮮情勢について意見交換した。両首脳は「どういう事態が生じたとしても日米がしっかり連携して対応していくことを確認した」という。

 また、首相周辺によると「北朝鮮が自制を求めるメッセージをきちんと感じているのか」について意見を交わしたということで、今までの電話会談よりも「緊張感が高かった」という。

 安倍首相は会談後「北朝鮮は我が国にとって、極めて重大な安全保障上の脅威だ」との認識を改めて示した。そのうえで「昨日(23日)から、アメリカ軍の空母カール・ビンソンと海上自衛隊の共同訓練が始まったが、引き続きアメリカと緊密に連携し、高度な警戒監視態勢を維持する」と強調した。